『特別人権適応法』の施行により犯罪者は人として扱われなくなり、収容所に入れられるようになって12年が経った。
収容所内の『適応者』を監視、更正する『監視員』の職に就く水上京介は、ある事件を境に監視員を辞めようと決意する。
しかし機密保持の収容所から外に出る事が簡単に認められはずもなく、収容所の所長は退職を望む京介にある課題を出す。
その内容は『社会復帰を望む適応者を二人連れてくること』だった。
最初は自分の為だけに行動していた京介も、罪と向き合う二人の適応者の心意と強さを知り次第に彼女達を社会復帰させてあげたいと思うようになっていく。
世間に情報を一切漏らさない収容所にはある秘密があり、様々な陰謀が潜む中、京介は無事『退職試験』に合格出来るのか?
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最終更新日:2010年 09月 20日 11時 26分
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「つまり、俺たちは体の良い的ってことだよ。――生身の……な」
環境問題の深刻化に際し、「国際環境対策義務条約(IEMDT)」が締結されて数十年。各国の科学技術の全てが環境対策に当てられ、人類は何とか地球環境の保全に成功しつつあった。エコロジーの一点にのみ突出した発展。軍事発展の衰退により平穏を手に入れた世界。
ある“特性”に苦悩する少年、はそれでも充実な学生生活を送っていた――覚醒するまでは。
襲いかかるトラウマ、社会からの偏見・弾圧、能力の暴走、ADHD、新型兵器の実験、救いの使途、スマイル。
「だから貴様の存在は許されないのだ!! 恵まれた……貴様のような可能性が私たちの過去を、彼らの救いを消し去ってしまう!!」
戦いの真実を知った少年の決意とは?
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最終更新日:2010年 09月 20日 00時 05分
Nコード:N8705N 読了時間:約47分(23,229文字) 総合評価ポイント:58pt 評価人数:5人 評価ポイント:42pt ブックマーク数: 8件 |