異常なほどに気が小さいエルディアは、メディット伯爵家の次女。
女伯爵になる予定の姉マルティナのスペアだ。彼女はそのことを悲観したり拗ねることもなく、せっせとスペア要員としての役目に精を出していた。
ところが姉に成績優秀でしかもイケメンの婚約者ができたことで、彼女はスペア要員ではなくなった。
自由になったエルディア姉の通う王立女子学院ではなく、共学の王立学園に入学した。
親はそこで自分の婚約者を見つけてこいと言った。しかし彼女には別の目的があった。それは初恋の人を遠くからでもいいから眺めていたいと思ったからだ。
そしてその初恋の相手は身分が違うので、絶対に結ばれることはない。だから、結婚しなくても一人でも生きていけるように、勉強に励もうと思った。ところが、何故か生徒会役員となって、図書館ではなく生徒会室に日参することになってしまった……
ちょっと変わり者の少女の話。モチーフは『俺たちは天使じゃない』ですが、彼らと違ってヒロインは一応お上品?な白爵令嬢です。犯罪者ではありません。
完結しています。順次見直しして投稿します!
ジャンル:異世界〔恋愛〕
最終更新日:2022年 11月 01日 11時 00分
Nコード:N3180HX 読了時間:約102分(50,694文字) 総合評価ポイント:2394pt 評価人数:213人 評価ポイント:1846pt ブックマーク数: 274件 |
ある日異世界に落ち、魔物の餌食になりかけた優花。辛くも生き延びたその後、優花のまわりに異常な現象が。
さまざまな魔物や神が優花の周りに集まる。
そして人ではありえない力が、もしかして私人間やめてます?
そして優花の本当の出生の秘密が。
ジャンル:ホラー〔文芸〕
最終更新日:2015年 01月 11日 09時 27分
Nコード:N0695CE 読了時間:約102分(50,713文字) 総合評価ポイント:16pt 評価人数:1人 評価ポイント:2pt ブックマーク数: 7件 |
志花は小説を書いている。あるいは、小説みたいなものを。
それは、高校時代からの話だ。僕が文芸部ではじめて出会ったときから、それは今でも続いている。彼女が意味を見いだせるのは、それだけだからだ。
大学を卒業して、いったんは就職して、でも結局、志花はそれを全部やめてしまう。もともと、そんなことは無理だったのだ。クジラが陸にあがらないのや、ペンギンが空を飛ばないのと、同じくらいに。
かといって、彼女が職業的小説家になれるかというと、その可能性はかぎりなく低かった。そこには輝かしい未来があるわけでも、捨てられない過去があるわけでもない。それは、どこにも行きつかない、あるいは、どこにも向かっていない、そんな道でしかなかった。
それでも、彼女の書く文章には時々、はっとするほど〝きれい〟なところがあった。波に洗われて丸くなったガラスや、光に透けて緑色になった木漏れ日みたいに。
どちらかというとそれは、僕を悲しい気持ちにさせたけれど――
(15/10/25~15/11/11)
ジャンル:純文学〔文芸〕
最終更新日:2022年 08月 26日 00時 00分
Nコード:N3401HT 読了時間:約102分(50,765文字) 総合評価ポイント:0pt 評価人数:0人 評価ポイント:0pt ブックマーク数: 0件 |
一年間の物語です。
悲しみ率は高いですが、素直に恋する月も勿論あります。恋しない月だって稀にあります。
宜しければ読んで行って下さい。
ジャンル:その他〔その他〕
最終更新日:2015年 09月 11日 12時 00分
Nコード:N3589CW 読了時間:約102分(50,795文字) 総合評価ポイント:4pt 評価人数:1人 評価ポイント:2pt ブックマーク数: 1件 |
暴力的に振る舞うことに疲れたナオジ。
彼女が高校で再会した幼なじみのヨリコ。
あるときヨリコは交通事故に遭い、ヨリコでないものになった。ナオジにだけ見えるそれが言う。
「貴様の大事な娘は吾輩が預かった。
返して欲しくば、我が城へ危険を顧みず参上せよ」
ひとりになりたいのに、ひとりにさせてくれない2人の少女の話。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕
最終更新日:2016年 07月 21日 12時 33分
Nコード:N8133DK 読了時間:約102分(50,859文字) 総合評価ポイント:17pt 評価人数:2人 評価ポイント:9pt ブックマーク数: 4件 |